~今日は何の日~
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「ファッションショーの日」

1927年のこの日、銀座の三越呉服店で日本初のファッションショーが行われたそうです。

9月21日(金)今日から秋の交通安全週間。皆さま、私も気をつけて。営業中です。

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YAMAHA セロー225 中古車整備風景

今回は、1989年式YAMAHAセロー225の点検整備風景です。

今回は、大手業者オークションにて買取した車両です。



車両は、エンジン異音にて、リヤーハブにガタが発生している状態で入庫しました。



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タペットクリアランスの点検ですが、インレット側が大きくクリアランスと言うより、開きが多く、異音の原因をこの症状と推定させる為にわざと多く開け、異音を発生させていたと思われます(たぶん推測ですが、査定時のごまかしと思われます)


実際のエンジン音は、カタカタ音。明らかにピストンとシリンダーに重大な劣化があり、左右にピストンが引っ掛り、打音が発生している状態と思われました。


最近は、この手のバイク不足の為、業者間でも高値で取引されています。タペット音の判定は打音なので、エンジン始動時の音判定はこの手に納められる事が多いですが・・・少し荒い査定ですね。


しかし、たぶん何かあるでしょう!と落札したので、想定内です。



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実際の、シリンダー・ピストン。


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ガリガリの・・・

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ガリガリ。


しかし、この型のセロー、シリンダー・ピストンにて、不具合をブロックしています。

さすが、優秀なバイクです。コンロッド・クランクのガタは無かったです。


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ついでに、ヘッドのバルブを擦り合せ修正します。


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アタリが無くなったバルブ。

吸気・排気バルブのスカート部が、未燃焼ガスによるススにて、弁がちゃんと閉まらない状態になっています。





バルブコンパウンドを付け、擦り合わせ修正していきます。




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何百回か擦り合せしていくと、ヘッド部のバルブ当り面が綺麗に光るようにアタリが出てきます。


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コンパウンドにて修正→エンジンオイルにて修正→を繰り返し行うと・・・


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バルブスカート部に、綺麗なアタリが出てきます。


このアタリで大丈夫です。ステムシールを新品にし、ヘッドオーバーホール終了です。

カムシャフト取り付け後、タペット調整IN0.05~0.10 EX0.15~0.20に調整。




キャブレーターオーバーホールを施し、エアクリーナー・インマニ・スパークプラグ・オイルフィルター・エンジンオイルを交換し、エンジン始動すると、いいエンジン音になりました。

また、動弁機関がちゃんと作動すれば、パワーアップや燃費も期待できます。


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続きまして車体の点検整備です。

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フォークブーツが・・・な状態だったので、ダートフリークの新品に交換。

これだけで、見違えるように車体が見えます。



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フロントキャリパー部。

流石の軽二輪、メンテナンスなし。

日本も、軽二輪も原付も対象の、アメリカのような点検整備を施す制度に変更すべきです。

意味も無く、何かと国税を取る車検制度はおかしいと思います。最近の安全を考えない日本の制度に、認証工場として疑問が多々御座います。



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リヤーハブ部です。

見事に、ホイールベアリングが破損しています。


ドラム式なので、パットほどシューの減りは少なく、ノーメンテナンスの結果です。

新品に交換です。


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最後に、燃料コックの分解。

Oリングと、この驚いた顔のようなON/OFF/リザーブのゴムコック。

Yamaha部品は、ASSY売りじゃないパーツが多く、嬉しいです。




以上で、おおまかなメンテナンスは終了です。

今後、何らかの不具合は必ず発生しますが、一応ここまで点検整備していれば、大きな出費を要する作業は限られてくるはずです。




製造から約26年、四半世紀を過ぎた車両の不具合は上記箇所が多いと思われます。

しかし、良品・新品パーツに交換し、点検整備&修正をすれば、また楽しく走れるバイクに戻ります。

荒い運転は、新車・中古車ともに、劣化が激しいですが、大事に乗ればその分だけ長く楽しめます。オフロード車なんかは、激しい運転と共に、大事にケアしてあげれば、頑丈な乗り物です。しかし、体(人間)の方を壊さないように、ツーリングをお楽
しみ下さい。



※当店は二輪車の近畿運輸局認証工場です。ブレーキ・エンジン等の脱着オーバーホール(分解・清掃点検・交換)作業を施すには、運輸局による認証が必要です。測定機器・経験など認定される場合は国の厳しい基準にて工場が審査されます。分解整備点検は、国の法律(道路運送車両法第80条)にて、認証工場・指定工場にての車両を点検整備することが基本となっております。






はぎはらモーターは、一台一台、中古車もですが、心を込めて点検整備しています。お客様が気持ち良くオートバイライフを送って頂ける様アドバイス等、真摯にお答えしたいと思っております。是非ご用命をお持ちしております。








コメント
素直に嬉しい。
初めまして。自分のモデルと同系同色の3RW1の姿を見て
真っ当な整備を受ける様子を嬉しく思い書き込みました。

1.6万㌔時に譲られ今年で10年目、オドメーター3.3万㌔。
あちこち整備をお願いしたり手を汚したりしたおかげで
今も機嫌良く野山への小さな冒険を楽しませてくれます。

「ありふれた林道のカローラ」、されど「無事是名馬」。
タレントやモデルさん、フライトアテンダントのような
華やかさはなくとも、穏やかに長く付き合える良妻賢母。
散歩先やガソリンスタンドで、バイクに鼻の利く方から
「この型にまだ、こんなキレイな生き残りがいるとは!」
と驚きの声を掛けられることもある、我が3RW1。

職場の先輩から僅か5万円で身請けしたマシンだけれど、
プロの手を借りて仮に20万円掛かってもキッチリ万全の
整備を受け、出来る限り乗り続けたいと願っています。
コメントありがとう御座います
紺之介様

様々なオフロード車に適当に乗りましたが、セローが一番印象高い車両です。

特にこのセル初期の1989年型(3RW1)が、エンジンスペックが一番のシンプルなタイプなので、必要な力を必要な分与えてくれる感じがします。林道にはそれほどの強靭なパワーは必要無いですからね。

確かに華やかなパワーや、スタイルもイイですが、ベーシックにオールラウンドを楽しむのは、セローシリーズかSL230が一番と思います。

また、エンジンの流用車両も多く、パーツに困らない所有していて安心な車種でもありますね。

少し、試乗も兼ねて乗ってあげようと思っています。田舎の特権「冬の林道」を少し楽しみたいと思います。

最後に、コメントありがとう御座いました。末永く3RW1とともに。


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